生物I・II標準問題精講
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生物I・II標準問題精講
(柴山 文雄) |
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価格:¥ 1,260(税込)
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【俺達の評価】 2.0点(5点満点) |
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【俺達はこんな参考書も買っている】 入試に出る生物苦手問題113題の解き方 (大学入試理科解き方シリーズ) |
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【俺達のコメント】 | |
01.
旺文社が誇る問題集、「精講」シリーズ。その内容は通常、科目ごとに基礎と標準に分かれ、
標準のほうは、難関大学へ十分対応できる難度となっている。本書は生物の「標準」精講。 著者は大学受験生物の第一人者、柴山文雄氏。 大学受験生物は近年少しずつその内容を変化させてきている。知らなければ解けない 難しい知識問題を減らし、基本的な知識と正しい理解を必要とする問題にシフトしよう という姿勢が、特に国立大学を中心に見られる。 さて、本書がその要求に応えられるかというと、かなり難しいと言わざるを得ない。 例題をこなし、演習問題が章末に付くスタイルだが、肝である例題の解説がよくない。 そもそも、選定されている問題難度はかなり高いが、本書を使用するレベルを考えると 知識解説は簡潔にし、どう考えるか、知識の運用法を教えるべきである。 しかし、解説部分では基本事項を並べるだけで、どう考えるかは申し訳程度に書いている だけだ。(難解な記述問題にほとんど解説が付いていないこともしばしば) せめて、演習問題部分より多い解説が欲しいところである。 著者はかつて、『生物記述問題のツボ』という記述問題対策の本を出していた。 その正当進化形として本書を作成していれば良い内容になっただろう。しかし 本書は、近年の生物参考書進化に対応できなかった。著者や編集者の認識が 甘かったのだろうか。大幅な改訂を望みたい。 02. 上のレビュアーの方には酷評されていますが、この本、決して悪書ではないです!実際、他の本にはなぜか載っていない問題で、この本には載っているような問題が駿台模擬で出題されてるし、演習問題には記述問題が多く載っていて、知識の整理や国立記述対策には強い味方になる。ただ・・解説が少ないし、たしかに問題の選定が『理系標準問題集生物』などと比べて劣っているし、無意味にマニアックな用語を搭載しスギ。また最大の欠点は、「植物の光合成速度」という、センターや模試では超頻出する問題がなぜか載っていない・・悲(二次を照準にしているのかなァ?)。→よって使用者は、『理系標準問題集生物』や『頻出重要問題集生物』などの優等生本を完璧にし、かつ国立大学の医学部志望者(などの生物が大切になる学部志望者)で、かつ知識問題or記述問題が頻出する大学を志望校にしている人に限られると思います。とまぁ、かなり使い手を選ぶ本なので、受験生物対策の「メイン」にはなりえないし、標準問題を網羅的にインプットしないうちに下手に手を付けると噛み付かれる。しかし、ウマク飼い慣らせば、強い味方になることは間違いない。 03. 本書は問題集というよりは「用語集」である。重要な事を論理的に体系立てて解説しているのではなく、単に重要事項を羅列しているだけなのである。本書を用いて生物を勉強した場合は間違いなく「生物=暗記」という間違った方向に勉強が進んで行き、生物という科目が嫌いになる危険性が大いにある。理解と納得を伴わない不毛な暗記ほど、無意味で辛いものは無い。 一昔前は「生物はとにかく用語をひたすら暗記」というようなスタイルの問題集が主流だったのかも知れないが、現代の大学入試ではこのような勉強法はまず通用しない。まして、それが医学部や理工系の難関大学になるとそれは明らかである。現在の医学部や難関大の生物は、理系的な考察力・読解力・論理力を伴わなければ、まず解けないように出来ている。むしろ、大学側はそのような力がある学生を求めているのだ。 もちろん、本書は改訂されて大分見やすくなった。だが、それにも関わらず相変わらず問題のセレクションは偏っているし、問題解説も古臭くピントがずれたものが多い。残念ながら、本書を使うメリットは、私には到底見いだせない。本書の姉妹編である大森徹先生の『生物I・II基礎問題精講』と比べてみると、本書の著者の「現代の大学受験生物に対するセンスの無さ」が、悲しいぐらい良くわかる。 |
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