読むだけ小論文 (1) (大学受験ポケットシリーズ)
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読むだけ小論文 (1) (大学受験ポケットシリーズ)
(樋口 裕一) |
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価格:(税込)
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【俺達の評価】 2.0点(5点満点) |
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【俺達はこんな参考書も買っている】 新「型」書き小論文 総合編 (大学受験ポケットシリーズ) |
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【俺達のコメント】 | |
01.
樋口の主張は「小論文はネタだ、文章力ではない」である。良いネタを仕入れておけば、良い点が取れると考えている。
なるほど、そういう「小論文問題」もあるだろう。知識の多寡を問う問題がないとはいえない。 しかし、わざわざ別科目として、センター試験などとは別に文章で書かせるウラには、文章力を見たいという意図があるのではないだろうか。回答者の知識などはどうでもよい、論理的な文章構成を読みたいと思っている採点者もいるはずである。 「こんなことも知っている、あんなことも知っている」と羅列するだけでは、良い点は取れないのでないだろうか。 樋口のハウツー本は、どれも検証可能性がない。主張の当否を判定しようがないのである。まず、自分の主張がなぜ正しいのかを、きちんと論理的に、樋口式小論文で説明していただきたいものだ。 02. 樋口先生が提案する小論文の書式の「展開」の内容を豊かにするために、 受験生向けに昨今の社会問題を簡潔にまとめた一冊。 時間のない受験生のためにこういった本を書かれたのは、非常に面白い試みだと思うし、 受験生としてもこのような本はありがたいだろう。 内容が薄いのも、「入門編」という位置付けからすれば、許される範囲だと思う。 しかし、それでも星2つしかつけられない。 本書には多数の誤りがあるからだ。 たとえば、 ・「人権」の章で、公共の福祉について論じているが、この内容がまったく持って意味不明である。 ・「差別」の定義が狭すぎる。著者の定義では、特定人に特権を授けることは、差別ではなくなってしまうだろう。 ・「言論の自由」と「基本的人権」のいずれを重視すべきか・・・という記述も誤りだ。言論の自由もまた憲法21条で保障された基本的人権であるからだ。(問題の本質は、このような人権相互の矛盾衝突をいかにして調整すべきかという点にあるはずだ) ・発展途上国の人口爆発が、医療技術の未熟さによるとするのもおかしい。今現在よりはるかに医療技術が未熟だった過去の時代には、途上国での人口爆発など起こっていなかったことからも明らかだろう。(発展途上国の環境問題、人口爆発、餓死等の発展途上国の問題の根本には、南北問題がある) これ以外にもまだまだ誤りがある。 どうやら著者は憲法学が苦手のようです。 せっかく受験生の味方となる本を書かれたのだから、内容を見直してぜひ改訂版を出版していただきたく思います。 03. 確かに受験生はネタ不足でこの本程度のネタで十分対処できるのかもしれませんが正直内容は浅いといわざる終えません。 著者が意図的にレベルを下げて書いているのならまだいいのですがそうでないなら著者は所詮「受験でなんとかうかる」レベルの小論文しか書けないと思いました。 入門として一番初めに読むのはいいでしょうがこの本の内容は識者からみれば本当に低レベルであるということは自覚しておくべきでしょう。 04. 小論文の参考書といえば、 文章の書き方を学び、 それにしたがって書く練習をするものが多いと思いますが、 この本は、まず書くネタの知識が大事ということで、 本来の小論文の目的には背くかもしれませんが、 この本が、現代文の読解にも役立ったと思います。 |
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