物理・橋元流解法の大原則問題集 1 (1) (大学受験Vブックス 演習編)
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物理・橋元流解法の大原則問題集 1 (1) (大学受験Vブックス 演習編)
(橋元 淳一郎) |
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価格:¥ 1,050(税込)
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【俺達の評価】 3.0点(5点満点) |
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【俺達はこんな参考書も買っている】 物理・橋元流解法の大原則問題集 2 (2) (大学受験Vブックス 演習編) |
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【俺達のコメント】 | |
01.
かつての私のような、初級(底辺部)の受験生に、的をあわせた問題集。 高校で物理を勉強していないか、物理教師でまともに教えてもらっていない層に 照準を合わせたものだと思う。 〜流と書いてあり、特別の物理の理論を主張するようにすら見えるが、そうではない。 教科書の前にあるものと理解して読むとよい。 普通の受験生であれば、よくできた教科書を丁寧に読んで受験に備えるほうがよいが、 まったくいかんという受験生は、あせりが出る。指導者がいない。そんなときに手に取り 易いと思う。 営業的な工夫がすごい。戦略を感じさせる。 しかし、売るだけがいきすぎると、受験生に異なるメッセージを与えることになるだろう。 特徴 活字がものすごく大きく、書かれていることが、故意に少なくしてある。 しかし、活字が大きいから分かりやすいとはいえない。老眼じゃあるまいし。 もっと見やすいレイアウトにしてほしい。 入試問題と称して、細かくばらばらにされたものが掲載され、説明がされているが、 問題の選択と配置は、丁寧に作ってあるとはいえない。というか時代遅れかも。 エッセンスの問のような網羅性はなく、最近の傾向が無視されており、かなり古い。 物理の入試問題は、新学習指導要領に対応して、2005年からかなり変化している。 対応していないのは、おそらく、著者も、改訂に興味を失っているのではないか。 初歩なので、実際の入試レベルからは、はるかに遠い。 イメージ的な解説の参考書(「はじめから丁寧に」)は、 別に出版されている。 見開きで大きく書かれた問題と、その解説が特徴。解説も複雑ではなく、答えと一行 ぐらいの説明だけで、短い。簡単さをひたすら追求。 評価 チャート式新物理1,2の例題部分だけと、この本とを比較すると、 あきらかにこちらのほうが書いてあることが少ない。 イメージ的なものを優先し、だからこうなるという物理的な理屈が書いてないので、 一見わかりやすい。割り切れればそれでいいが、 次の上のレベルに勉強に結びつけられない。 しかし、それでかまわないと割り切って書かれていると思う。 センター試験と二次試験の点数にむすびつけるためには、これだけではぜんぜんで、 もう一度やり直すことになるだろう。 まともに物理で受験するつもりなら、好みもあるでしょうが、 合格まで、かなり遠回りになるでしょう。 もっとも個人的な意見なので、そうでないと思う受験生は、書店で確かめて、 読んで決めるべきです。勉強には個人的なスタイルがあるから、それを大事にして がんばるべき。 わたしのように受験物理の独学のためのとっかかりであれば、ほかにいい入門書は 多い。 |
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