システム英単語 (駿台受験シリーズ)
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システム英単語 (駿台受験シリーズ) | |
価格:(税込)
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【俺達の評価】 4.5点(5点満点) |
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【俺達はこんな参考書も買っている】 システム英単語Basic (駿台受験シリーズ) |
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【俺達のコメント】 | |
01.
非常によい。
文章を読む上での必要な基礎単語は大体そろっている。 受験英語に限らず大学、社会で見るような文章においても 「あれ?この意味なんだっけな」という場面に活用が可能。 単語の見出しの見易さや例文の簡潔さが特徴的で、 どの単語も効率的に印象強く頭に残るようなつくりである。 ただし、一つ苦言があるとすればやはりこの本の著者の言語観に対する認識。 あまり使われないような単語の意味を無意味とするのは乱暴な見解だと思う。 覚えられるのであれば単語の持つすべての意味を覚えてしまうのは当然推奨されるべきことだろう。 多彩な単語の使い方を知ってこそ初めてボキャブラリーというのではないか? そのために辞書は言葉の百貨事典として様々な意味を乗せる必要があるわけであり それらが受験生をボキャブラリーという概念から置き去りにしたという認識は勘違い甚だしいといわざるを得ない。 しかしながら確かに受験英語に携わる以上、覚える単語の限定化は避けられないだろう。 その点独自の分析による受験英語の傾向などデータ解析はすばらしい。 又そのほとんどが受験に限らない英単語である。 ここは「試験によく出てくる単語集」ではなく「良く使える単語集」とみなした上で推薦しておく。 02. この本をやり込んだ者の一人として主張がしたい。 叩くのはやめて欲しい。 そもそも、単語帳は出発点からして、妥協の産物である。 もし、英語の運用力を究極まで高めたいのなら、 長文と英英辞典が必要だ。要するに文脈と定義で 挟み撃ちするということ。 だが、必要な語彙を長文のみから回収するのは 時間的に苦しい。だから使う。 予備校行って難関大学に行く人でも1年で読むのは100文程度。 仮に倍でも200文。 出発点を誤解していないか? 単語帳は語彙力をつけさせてあげることが目的だ。 単語の整理?100文で必要な語彙揃うの? 定着に関しても、経験を。 速単はよく無敵視されるが、定義がない。あと、意訳がけっこうある。 文を読む力いる、時間的にかかる、と万能でない。8〜9割。 丸暗記型の単語帳をやり込んで定着するのは3〜4割。 コロケーションなら6〜7割は定着する。 他動詞は目的語があると、格段に憶えやすくなる。 形容詞も、名詞と絡むだけで格段に違う。 名詞は丸暗記でもいいけど。 10割の定着はムリだ。1語1訳だから、運用力にも限界がある。 けれども、出発点からして、妥協の産物だ。 そして、時間の制約がある以上、この妥協の否定は事実として、 目標の否定になる。 この本、前書きが長い。それを批判するのはいい。 だがしかしだ、やり込んでもない人が本自体を叩くのは筋違いだ。 少なくとも、丸暗記の超苦痛は克服している。 DuOを除けば、これ以上の本はない、と自信をもって勧める。 出発点と目的からすれば、効果のある、いや、効果のあった本だ。 03. 至って普通の羅列系の単語帳である。こんな例文は短かすぎて定着しないし、一語一訳になってしまうだろう。そして表紙のデザインが悪いし中身もみにくい。しかも語法や熟語などものっているが、量が中途半端だし、文法書や熟語帳でやればいいだけのこと。単語力を養成したいなら速読英単語などが向いているだろう。こういう単語帳で覚えるのは効率が悪いし、時間をかけても得るものは少ない。羅列系はあくまで確認用である。 04. 本書の特徴はタイトルに書いたとおりだ。これといって高評価するような単語帳ではない。 表紙から見てわかるとおり、まるでこれはテレフォンショッピングに登場する家電の広告だ。人を呼び寄せるために何もかも取り入れようとして、結果全てが中途半端に終わっている。「みんなが勧めるから買った。最初は楽しかったけど、後々今までの単語帳と何も変わらないことに気づきほったらかし」という方が多数いるのではないか。 具体的な問題点をあげるとするならばそれは「ミニマルフレーズ」というものだ。こんな関連性のない短い例文を数千も覚えよというのか?例文が短ければ苦労せずに覚えられる(量を減らせばすぐ理解できる)という本書の考えはとんだ大間違いだ。医学的な説明は割愛するが、このような考えが「ゆとり教育による学力低下」という事態を招いたことは言うまでもない。「暗記する価値のある文を暗記する」ことが外国語学習の基本だが、本書の例文は覚えるに値しない。 語法文法に自信がないならチャートやforestを別に買えばよい。単語だけ整理したいのならターゲットの方が優れている。語彙力強化学習に革命を起こしたければDUOを使えばよい。 本書はただのおしゃれな単語帳だ。それ以外何もない。 05. 英語では難しい語句よりも基本動詞と前置詞、副詞を組み合わせた句動詞ということを、これまでの英語学習において嫌というほど聞かされてきた。しかしそれを中心にしてまとめた参考書がなかったので、本書は実にありがたいと思う。これから本書でボキャブラリーを増強したいとと思う。しかしこれってCDがついていないんですよね。やはり今時の単語、塾語帳にCDがないのは大きなマイナス材料です。内容はすばらしいと思いますが、CDがないので星は4つにします。 |
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